2ペンスの希望

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すべて自前で

「すべて自前で行け」
ないものねだりはしない。人のせいにしない。時代や社会のせいにしても始まらない。なら自分たちの戦略・戦術で前に進むしかない。そう考えればいい。
出来合いのシステム・パッケージではなく、一から十まで手作り・自前で作るしかない。それはそれでいっそ気持ちがいい。そう思えばいい。
既存・既成のシステム・仕組みは既に壊れている。無視するわけにはかないが、畏れることはない。頼りにすることもない。それで間違いはない。
昔は‥‥、俺たちの時代は‥‥、そんな言葉は無視することだ、一切耳を貸す必要は無い。そう語る彼らがどれだけの仕事をしてきたのか、それは彼らが作ってきた映画を見れば解ることだ。口先に惑わされてはいけない。
ただただ先行する「映画」にだけ目を凝らせばいい。それがすべてだ。
もとより容易な道ではない。
未開の沃野を切り拓くのではなく、手垢にまみれた「草刈り場」を再開墾するようなものでもあるからだ。(本『映画はどこにある』編者森宗厚子さんのあとがきにもあるとおり)
正解は無い。トライアル&エラーあるのみ。その中から、何かが見えてくる。
大切なのは、閉じないこと、開き続けることだろう。
仲間内や見知った世界に引き篭もらないことだ。
支援は惜しまない。出来ることはする。