2ペンスの希望

映画言論活動中です

0→1 1→100

弱冠17歳の新進映画監督と巷で話題の少年をTVで見た。アマゾンで買ったスマホiphone)とこれもアマゾンで買った三脚で撮影し、編集仕上げる現役男子高校生 シタンダ・リンタ(四反田凛太)君だ。

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小学校3年生の頃から撮り始め、既に2時間以上の長編劇映画を何本も制作している。生憎と映画は未見なので、腕前・評価は差し控える。ただTVで面白いことを言っていた。

「脚本づくりと現場の撮影・編集仕上げどちらが楽しい?」という質問に「脚本は0を1にする楽しさがこたえられないし、現場実際の映画作りは1を100にするワクワクがあって‥どちらも面白い」って大人顔負けの優等解答だった。無から有を創る快感と、それを拡げ完成させていく悦楽、ともに捨てがたい醍醐味がある。

両方できればいいが、得意不得意、得手不得手があろう。向き不向き、好き嫌いもあることだ。(祈・健闘)

ビジネスの世界では、

0→1は「起業」:創る人

1→10はそれを型にする「事業」のフェーズ:固める人

10→100は組織化して拡大する「経営」:広げる人

に仕分けられ、それぞれに適性が語られてきた。

0→1は「獣道」

1→10は「砂利道」

10→100は「舗装路」という分け方もあるようだ。

いずれにしろ、山あり谷あり、紆余曲折は世の習い。

(祈・健闘)×2