タイトルに問いかける。「なぜこの単語をタイトルとしたのか?」タイトルじゃなくても、書き出しでもなんでもいいんだけど、「なぜこのモチーフを重要そうな場所に持ってきたのか? このモチーフって、結局、何?」という問いを考えてみると面白くなる。タイトルがそのモチーフを反映しているなら、なおさら考えてみると面白い。そのモチーフを自分の身近なモノに置き換えて考え直してみる。
こう書いて、三宅嬢は、三島由紀夫の『金閣寺』を「元祖内向的アイドルオタクの小説」を芸術的に描いた、という解釈を展開していくのだが‥
小説のタイトルの意味を、本当の意味で理解できると、小説がすごく身近になってくる。彼(三島)の「金閣」は、いったい何のメタファーだろう?とかんがえてみたらいい。ここで重要なのは、安易に、「金閣は、う―ん、『美』のメタファー!」だなんて受験国語みたいな答えを出さないこと。美のメタファー、って分かるようで分からない言い方だと思いませんか。ちょっと抽象的すぎる。
(引用者による 一部組み換え 適宜割愛 アリ )
ふふふ、巷にはびこる「もったいぶった批評文を書き連ねているタイプ」を揶揄してる。ははは。