2ペンスの希望

映画言論活動中です

「役者」

JLG6 ANNA

Anna Karina's Closet Picks Criterion Collectionで見つけたアンナ・カリーナの最近のお姿。 ノーコメント。

1カットの予告編

最近珍しい予告編を見た。 手持ち1分7秒のワンシーンワンカット。 本編では、更にこの前に1分10秒あまり 縁先での一芝居から玄関口に回りこむくだりがある。つまり2分20秒近くワンカット。予告編はその後半部分を切り取ったものだ。 正直山田洋次監…

酒場で唄う

『灰とダイヤモンド』の1シーン。大昔友人から貸してもらったサントラ盤のレコードをカセットテープに録音して毎日毎日聞いていたことがあった。今でも諳んじられる。 今気付いたのだが、2013年1月27日に載せた邦画『他人の顔』の酒場でのシンガーシ…

武満の顔

今日は『他人の顔』のワルツ。 大昔確かに見た筈だが、このシーンのことは全く記憶にない。 ロケ地は新橋ミューヘン ドイツ語で歌うのは前田美波里 作曲は武満徹。 酔客の中に顔があった。 あの頃は、前衛的な(といわれる)映画作家が大手映画会社(撮影所…

弁える

山下洋輔さんの日経新聞連載「私の履歴書」が単行本になったので読んでみた。【「即興ラプソディ」2012年2月26日日本経済新聞出版社刊】ネットでは、昔のハチャメチャ狼藉パワーが衰え丸くなったという批判も散見する。拙はとても面白く読んだ。 嗜みも…

渥美清

寅さんは大嫌いだが、渥美清は大好きだった。 全く趣味ではない(むしろ反撥の方が強い)山田洋次監督なのだが、撮影所育ちの技量をフツーに身につけていれば、筋立てやスタッフ・役者に支えられてフツーに面白い映画を作ることが出来る。その証左の一つとして…

小川紳介

GW仕様 役者シリーズその3ドキュメンタリー映画の小川紳介も亡くなってから20年が経った。イマドキの劇映画とドキュメンタリーを見たら、彼は何と言うのだろうか。プロの役者たちに混じって彼が出演しているのは劇映画=東陽一の『日本妖怪伝サトリ』(19…

野坂昭如

GW仕様。役者シリーズその2。野坂昭如。1930年10月生まれだから、満81歳か。 9年前 脳梗塞で倒れ現在リハビリ中。 映画は藤田敏八監督『バージンブルース』(1974年 日活)野坂は40代半ばだ。 埋め込み拒否のようなので、YouTubeに見に行っ…

たこ八郎

GW仕様で行く。今日は役者シリーズその1。たこ八郎が好きだった。名台詞「迷惑かけてありがとう」を残した。 「迷惑かけたら、御免と謝る」のではなくて「(迷惑かけさせてくれて)ありがとう」と感謝を捧げたい、というのだ。含意を深読みすると‥人が生きると…