2ペンスの希望

映画言論活動中です

MINA AOE ♬ Doo doobee, doobee, doobee, doobee, doo ba

今日は久方ぶりに唄。全くウエットでノスタルジックな懐古趣味 全開でいく。 美空ひばりは別格にして、昭和で好みの女性シンガーが三人いた。北原ミレイとちあきなおみともう一人、青江三奈。彼女がNYで録音したレコード音源から。 www.youtube.com BOURBON …

武満徹 「死んだ男の残したものは」

武満徹に「死んだ男の残したものは」という楽曲がある。 作詞:谷川俊太郎、作曲:武満徹。初めに歌ったのは友竹正則だったが、その後沢山な歌い手が吹き込み、合唱曲としても長く親しまれてきた。今日は、こんなのを。 www.youtube.com

雪村いずみ 「約束」

雪村いずみという昭和の歌手に「約束」という曲がある。 作詞:藤田敏雄、作曲:前田憲男。 七分足らずのドラマ。幕切れが鮮やか。ご賞玩あれかし。 www.youtube.com

秋山道男

今日は備忘録(って、今日も‥か) 何十年か振りに懐かしい名前に出会った。秋山道男。1960年代末から70年前半にかけて、若松プロの映画に沢山でていた。秋山未知汚、秋山未痴汚、 秋山ミチヲ、いろんな名前で‥。小水一男が「ガイラ」で、秋山は「オバケ」。…

本『下水道映画を探検する』

映画にまつわる本はゴマンとある。が、イヤになるほどアタリは少ない。なかで最近読んだクリーン・ヒット一本。とはいえ〈こんなところに目を付けた俺様はエライ〉といったサブカル礼賛の変格自慢・自己満足本ではない。【星海社新書 2016年4月 刊】 タイト…

「高瀬泰司とその時代」

今回も備忘録。昨日夕方から京大西部講堂に行ってきた。 「高瀬泰司とその時代」高瀬泰司さんの三十三回忌の催し。 長椅子、パイプ椅子、平台の上に茣蓙座敷、立ち見でほぼ満員。目分量でざっと四百人超。半数以上はシニアというかロートル(拙管理人もその…

編曲家つづき

編曲家:萩田光雄さん。手掛けた編曲は4000曲を超えるそうだ。 代表作の一つ。山口百恵の「曼珠沙華」【1978年12月21日CBSソニーよりリリース】 冒頭のナレーション、阿木燿子さんの詩はいささか時代がかって好き嫌いが分かれそうだが、イントロのアコーステ…

みゆき⇒美嘉

お嘆きの貴兄同様、最近の楽曲には感心しない。曲が悪いのか、こちらの感性が磨滅したのか、どちらとも云えないが、心響く歌唱にはめったにお目にかからない。そんな中、最近出会った一曲。「命の別名」作詞作曲は中島みゆき 唄うのは中島美嘉 知り合いから…

1958 Mood Indigo

ディーバをもう一人。 肚に響く。 飽きず通った京都北白川のジャズ喫茶はとうの昔に店じまいした。

1969 Comme à la radio

今日も唄。 2003年森田芳光『阿修羅のごとく』劇中歌にも使われた。どなたの趣味だったのか?どんな経緯だったのか?昔々毎日のように聴いていた日々が浮かんで‥胸が躍る。

1964 Nantes

寒いので、久しぶりに唄でも聴いてみる。バルバラの「ナントに雨が降る」 胸に沁みる。

美意識過剰

三島由紀夫は映画が好きだった。 『潮騒』『炎上』をはじめ原作提供は、生前に限っても『剣』『獣の戯れ』『愛の渇き』『美徳のよろめき』『お嬢さん』『複雑な彼』『純白の夜』『夏子の冒険』『永すぎた春』『にっぽん製』『不道徳教育講座』『肉体の学校』…

楽曲『無責任』

先日「管理人さんが好きそうな楽曲がありますよ」と若い友人から教えられた。 シンガーソングライター浜端ヨウヘイさんの『無責任』 ♪ ほんとの自分を守るために 数え切れない嘘をつくだろう まっすぐに歩いていくために 山ほどのまわり道するだろう ♪ あき…

銀恋

懐かしついでに、今日は60年代日活映画から、タイトルクレジットを。 日活調布 脚本:山田信夫 熊井啓 監督:蔵原惟繕 撮影:間宮義雄 美術:松山崇編集:鈴木晄 音楽:鏑木創 助監督:西村昭五郎 1962年3月4日封切り 服部時計店朝六時のチャイムと…

『時をかける少女』

先日、周りの若い人たちと「印象的な映画監督は誰?」という話になった。 50歳前後の世代からすかさず大林宣彦という声が上がった。彼らにとって忘れられない青春映画らしい。これを見て映画を志したという人もいた。ということで、今日は『時をかける少女…

持ち味追論(理由もなくズキンとくるもの)

数日前に「個性・持ち味」について書いた。(「芸術のことは自分に従う」=1月18日) それに類する話題をもうひとつ。 31歳の沢木耕太郎が28歳の藤圭子にインタビューして書いた『流星ひとつ』【2013年10月10日新潮社刊】を元に。 まずは YouTubeの視聴から‥ 《…

『醜聞』

今日はクリスマス・イブらしい。ということで(何がということでなのかは、どうか余り深く考えずにどうぞ‥)黒澤明監督の1950年『醜聞(スキャンダル)』1950年。 この年黒澤は『羅生門』も撮っている。観客の好み・好き嫌いは世の常だが、管理人にとっては …

H.マンシーニ

音楽『酒とバラの日々』1962つながりで『ティファニーで朝食を』1961。 M:ヘンリー・マンシー二 D:ブレイク・エドワーズ 堂々たるA級娯楽映画。今となっては絶滅した。 タイトルバックだけで一編のドラマになっている。お見事と言う外ない。 ト…

ジャズライブ

京都衣笠で映画音楽を中心に据えた素敵なジャズライブを愉しんできた。ギターとピアノとベースのトリオ。『マック・ザ・ナイフ』から『酒とバラの日々』までオリジナルも交えて絶妙な選曲。ラジオから流れる曲を毎日浴びるように聴いていた日々を思い出す。‥…

精神だけを真似る

和暦と西暦を書いたせいでもなかろうが、 アメリカの白黒映画に並べて、日本映画も載せたくなった。 とはいえ白黒映画しかなかった時代のものではない。とっくにカラー映画が全盛(当時は「総天然色」なんて表記されていたっけ)になってから敢えて作られた 和…

藤圭子

昨日書いたCSの藤圭子歌番組。驚いたのは何十年ぶりなのにどれもこれも殆ど諳んじて一緒に歌えたことだ。毎日毎日耳にしていた日々が確かにあったのだ。 ということで、今日は藤圭子。 何にしようか迷ったが、女のブルース。【1970年 作詞:石坂まさを…

『3:10toYUMA』

録画したまま溜まっていたBS・OAの洋画を立て続けに観た。BB主演作、Aドロン主演作、Sマックイーン初め豪華俳優陣の共演作、そして、コレ。『3時10分 決断のとき』【原題は 3:10toYUMA 1957年米】 コレのみ初見だったが、抜群に良…

酒場で唄う

『灰とダイヤモンド』の1シーン。大昔友人から貸してもらったサントラ盤のレコードをカセットテープに録音して毎日毎日聞いていたことがあった。今でも諳んじられる。 今気付いたのだが、2013年1月27日に載せた邦画『他人の顔』の酒場でのシンガーシ…

『関の彌太っぺ』

今日は久方ぶりに YouTube でご機嫌を伺う。 映画『関の彌太っぺ』のオープニングとエンディング。 1963年山下耕作監督の東映股旅映画。原作は長谷川伸。主演は中村錦之助。 白い槿(むくげ)の花の垣根越しの再会シーン。ラストシーンは長廻しのワンシ…

キネマ館に雨が‥

昔々、あがた森魚のLP『噫無情(レ・ミゼラブル)』を繰り返し聴いていた時期があった。今でも、殆ど諳んじて歌える。今日はその中の一曲。 イントロにかすかに映写機の音が聞こえる。既にこの頃(1970年代半ば)から映画館は場末のノスタルジーの溜まり…

ずべ公番長

北原ミレイの若かりし頃。映画のゲスト出演。1971年 東映映画『ずべ公番長 ざんげの値打ちもない』監督さんは山口和彦。主演は大信田礼子。 映画の題名には「ざんげの値打ちもない」とあるが、唄っているのは「棄てるものがあるうちはいい」。「ざんげの…

ざんげの値打ちもない

今日は唄。 北原ミレイのデビュー作『ざんげの値打ちもない』作詞は阿久悠 作曲は村井邦彦。 発売当時は収録されなかった幻の四番をTVで初めて唄った版。いささか過剰演出が鼻に付くが、ご勘弁ねがう。 【NHK『歌謡コンサート〜阿久悠特集 歌よ時代を語れ』…

の・ようなもの

1981年『の・ようなもの』脚本・監督:森田芳光 撮影:渡部眞、二人ともにデビュー作、新人コンビだった。思い返せば、この頃からかも‥。映画でないのに映画のようなものがスクリーンに混じり始めたのは‥。ただ、この映画『の・ようなもの』は、よく出来た映…

ジュリー

1974年『炎の肖像』完璧に上手く行っているというわけではないが、虚構と現実が交錯するつくり。沢田研二が人気ロック歌手ジュリーとしてそのまま登場する。脚本:内田栄一 監督:藤田敏八 撮影:山崎善弘。沢田研二26歳 秋吉久美子20歳。 埋め込み拒否のよ…

ヨッパライ

1968年『帰って来たヨッパライ』脚本:田村孟+足立正生+佐々木守 脚本は図式的で映画の出来もイマイチだが皆若い。監督:大島渚36歳 撮影:吉岡康弘34歳。フォークルの三人は20代前半だ。