2ペンスの希望

映画言論活動中です

バルタン星人

バルタン星人命名の由来には諸説あるようだが、スタッフが、当時流行っていたフレンチポップスの歌手=シルヴィ・バルタンのファンでそれにちなんで名付けたという説が気に入っていた。 映画はあるもので作る。近くにあるものは何でも利用する。怪獣の名前を…

武満の顔

今日は『他人の顔』のワルツ。 大昔確かに見た筈だが、このシーンのことは全く記憶にない。 ロケ地は新橋ミューヘン ドイツ語で歌うのは前田美波里 作曲は武満徹。 酔客の中に顔があった。 あの頃は、前衛的な(といわれる)映画作家が大手映画会社(撮影所…

「雨が空から降れば」

今日は、どうしても小室等さんの「雨が空から降れば」を採り上げたい。 作詞 別役実 作曲 唄 小室等 1995年1月17日阪神淡路大震災の時は東京に居た。阪神間の実家は全壊したが、家族は青痣だらけになりながら何とか怪我もせず無事だった。再会しホッと…

「イメージの詩」

昨日よしだたくろう(吉田拓郎)の歌詞を書いたら、俄然聴き直してみたくなった。 で、久しぶりに 唄。聴いたことがある人は久しぶりに、初めての人は騙されたと思って聴いてみて。多少長いのとライブ録音なので歌詞が聴き取りにくいけれど‥ 古い船には新しい…

有難や節

小沢昭一さんが亡くなった。小沢さんといえばラジオの人、放浪芸・語り芸というのが通り相場になっているが、昔の日本映画を見ると実にたくさんの映画に顔を出している。助演から主演まで快演・怪演また諧演いや壊演か。随分と楽しませてもらった。 というこ…

劣等生

昨日の競輪上人と同じ1963年に作られた『われら劣等生』ノーマーク。全く知らなかった。制作はワールドプロ 配給は松竹。監督は当時日本テレビのディレクターをしていた佐藤雄三(不勉強で存じあげない)どんな事情があったのかは知らないが、この頃既に…

マホガニー・モーニング

1979 山口百恵 マホガニー・モーニング 作詞・阿木燿子/作曲・芳野藤丸 いつの日にか挿入歌に使ってみたい一曲。

夜へ

1979 山口百恵 夜へ 作詞・阿木燿子/作曲・宇崎龍童 その昔 日活映画の挿入歌に使われて光っていたなぁ。

三つで五百円

1975年発売 西条ロック「三つで五百円」 作詞は山田孝雄、作曲はむつひろし「昭和枯れすすき」コンビだ。陰隠滅滅、底の底。 こちらをきくと「昭和枯れすすき」が明るく聞こえてくる。かなり中毒性の強い楽曲ゆえ、ご注意願いたい。 ピンボケ気味のジャ…

C調

C調=軽薄で調子のいい人。C調=明るいメジャーな調子(ハ長調) C調=1960年代ジャズマンの楽屋言葉から広まり、一世風靡した流行語。けど、もはや死語か。しかしある時期C調といえば、何といってもクレージーキャッツであり植木等だった。 ということ…

黒犬

安藤昇つながりで、今日は唄。『黒犬』作詞唐十郎(多分作曲も‥)唐の唯一の監督映画1976年ATG配給『任侠外伝 玄界灘』の主題歌。 唐の口移しらしき歌唱指導が目に浮かぶ、耳に残る。

プロちゅうもん

舟木一夫の映画といえば、日活の一連の青春歌謡映画がすぐに思い浮かぶ。が、こんなのもあった。1967年東京映画『その人は昔』共演内藤洋子。原作・脚色・監督松山善三。撮影岡崎宏三。音楽船村徹。「白馬のルンナ」から「みだれ髪」まで‥‥どんな球が来ても打…

さぁもういっぺん

ずっと昔から豊田勇造という唄い手が好きだった。 大学時代のことだ。「ある朝高野の交差点近くを兎が飛んだ」とか「大文字」とか「私の上に降る雪は」などを毎日毎日聞いて過ごした。その中に「さぁもういっぺん」もあった。 半世紀近く経って、YouTube で出…

弁える

山下洋輔さんの日経新聞連載「私の履歴書」が単行本になったので読んでみた。【「即興ラプソディ」2012年2月26日日本経済新聞出版社刊】ネットでは、昔のハチャメチャ狼藉パワーが衰え丸くなったという批判も散見する。拙はとても面白く読んだ。 嗜みも…

あれもこれもⅡ

音楽つながりというわけでもないのだが、松坂慶子が歌う『愛の水中花』作詞は五木寛之。作曲は小松原まさし。 ♪これも愛 あれも愛 たぶん愛 きっと愛、〜 愛を映画に置き換えてみる。これも映画 あれも映画 たぶん映画 きっと映画。前にも書いたことがあるが…

へーっ

知らなかった。へーっと思ったので、書いておくことにする。 昨日縦横無尽と書いたからというわけでもないが‥。映画とは全く関係なさそうな話。 「比叡おろし」という曲はご存知か。 1965年松岡正剛が二十一歳で失恋した時に作詞・作曲(!)したものだ…