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notes 4 ラジカル

《ご近所大長征》note−その四は、「ラジカル」

ラジカルのラジとは、元々ラテン語で「植物の根・根っこ」を表す言葉だそうだ。
そう考えれば、根本的と急進的という一見相反する意味を併せ持つことも腑に落ちる。
肝心要(かんじんかなめ)なら、表層、漸進ではないのは当然だ。枝葉末節にこだわらず、ということだろう。
それにしても昨今、とるに足らないこと、重箱の隅をつつくやり取りが多すぎる。そうでなくとも簡単にコピペできるようになってからは、出来合いの言葉・他人のふんどしに頼りすぎている。
ステレオタイプ・決まり文句で片付けないことだ。誰からも文句の出ない口当たりのいい言葉・耳ざわりのいい紋切り型でお茶を濁すことはそろそろ止めにしないと。自分の頭・自分の言葉で、根本まで突き詰めて考え抜くこと。思考停止に陥らないこと。つまり、ラジカルとは、日本語文法的にいえば「テッテ的」ということなのだろう。かのつげ義春の『ねじ式』の少年のように‥。
ということで、今日は、ネットオリジナル動画が初登場。