2ペンスの希望

映画言論活動中です

田井さん

映画のデジタル化について、やっとまともな論文を読んだ。
書かれたのは、1989年から大分市で「シネマ5」という映画館をやってこられた田井肇さん。紹介する。Neoneo web. 【列島通信*大分発】是非読んでみてほしい。http://webneo.org/archives/4818
この田井さんの一文、賛否様々に論議を呼んでいるようだ。映画館主さんゆえの変位もあれば見えているものの限界、あれ?!という論もある。しかし、基本はラジカルな危機感からの問題提起だと受けとめる。
「進化して強くなったのは、資本と技術だけ」「日本の映画は今〈液状化〉している」という拙ブログの基本認識に重なる部分も多い。
田井さんは、映画のデジタル化を安易に「革命」と呼ぶな!とマットーな警鐘を鳴らす。
同感。映画のデジタル化を「革命」だなんぞとほざく奴は、「反革命」いや、「反革命」なんてもったいない。「はんかくさい」だけのことだ。