2ペンスの希望

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気の遠くなるような厄介な仕事

500回を越えてからいささか動きが鈍くなった。減速気味だ。
書きたい思いは書きつくした感と、書いても書いても書き足りない不全感の狭間に居る。ペースを落としながらも、ラジカルに書き続けたいという思いが深い。
Yさんの労作『言語にとって美とはなにか』の帯文に数学者遠山啓が寄せたエールが
眩しい。
言語というものの表現力、伝達力を追求することは、数学のなかの「基礎論」に相当する仕事だろうと思うが、気の遠くなるような厄介な仕事になるだろう。それはたぶん,「厄介だからおれはやるんだ」というモットーを心秘かにかかげているらしい吉本君だけが手をつける仕事だろう。‥中略‥どこまで続くか知らないが,とことんまで追いつめてもらいたいものだ
それになぞらえて言うなら、拙ブログでは、言語を映画に置きかえて映画の基礎理論を追い求めてみたい。そんな誘惑に駆られている。
空手形にならぬよう心しながら綴っていきたい。