こんな動画サイトを見つけた。
１万本の映画の 最初の５分間を並べたものだ。
あらかじめ断っておくが５分間も付き合う必要はない。
画面をクリックするとZoom-upして ５０×５０ １０×１０ ５×5本まで絞り込むことも出来る。更にご丁寧に、動画のタイトルに番号が振られていて、１万本の映画リストと照合すれば、個々の映画タイトルを知ることも出来る。
それがどうした、と言われてしまえば言葉はないが‥
数十年前、管理人が映画を見始めた頃、映画は映画館でしか見られなかった。テレビで映画放映が盛んになっても、観たい映画は映画館に掛かるのを待つしかなかったし、そこで見逃せば、次にいつ掛かるかわからない。だから見逃せない。プガジャやぴあを目を皿のようにして読んだものだ。（プガジャやぴあと言ったって、今の大学生は知らなかろう）ビデオもDVDもBlu-rayも無かった。もちろんパソコンなんて夢のまた夢。
今は、You Tubeに1万本の映画が並ぶ。映画は何時だって、何処ででも見られるようになった。だから見ない。
技術の進化が欲望の減衰を呼ぶ。
それだけが原因ではないが、目の前にモノがありすぎる不幸を感じる。
1万本の前での立ち往生。
