2ペンスの希望

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「僕はかまへんけど‥」

昨日に続いて、春日太一さんの本『あかんやつら 東映京都撮影所血風録』
正直言って文章力は今ひとつだが、エピソードは面白い。
脚本の書き直し書き直しでなかなか前に進まない状況に業を煮やしたプロデューサーが一言「これでやろう。ワシはこのホンでいい」。 それに松田定次監督が返した。
僕もこれでかまへん。 そやかてな。お客さん、これで納得するか
はっきり言って今の日本の映画、観る人の身になって作られている映画がどれだけあるだろうか?