2ペンスの希望

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映画本

キネマ旬報の最新号(2015年4月下旬号)を読んだ。といっても本屋の立ち読みだが。映画本大賞2014が載っている。
2014年1月から12月までに日本で出版された映画に関する本は700冊あまりに上るそうだが、関係者によってそのベスト・テンが選ばれている。(毎度思うのだが、選考する人は700冊全部に目を通しているわけではない。たまたま読んだ本の中から選んでいるにすぎない。それをベスト・テンとランキングするのは羊頭狗肉、看板に偽りありではなかろうか。)
それはさておいても、昨年劇場公開された日本映画は615本なので(一般社団法人日本映画製作者連盟作成データ)、映画本はそれより多いことになる。ソレがどうした、といわれてしまえばナニも言うことはない。驚いたのは、トップ・テン10冊のうち5冊を読んでいたことだ(次点も読んでいた)。本線のキネ旬日本映画ベスト・テンの方は2本しか観てないのに。(それも やっとこさ!)映画に食指が動かなくって、周辺をウロウロ。それではいけなかろう。
それにしても、昔の映画人のインタビュー、聞き書きの方が新しい映画よりずっと面白いというのは‥ホント困りものだ。 ソレみたことか?いわんこっちゃない。