2ペンスの希望

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二つのハードル

永く映画を見てきた古狸ゆえ新作の採点は辛(から)くなるばかりだ。昨今のハードルは二つ。「見たことがないものを見せてくれたか」「見えないけど確かにあるものを見せてくれたか」どちらか一つでもあれば御の字だが、歩留まりは悪くなるばかり。千に三つもあるかなし。残念至極。それでもハードルを下げるつもりはない。煙たがられ嫌われても、強欲に。そうでなくちゃ、「映画の未来」に申し訳ない、そうじゃないかい同志諸君。