2ペンスの希望

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考察?

倍速・早送り視聴の一方で、気に入った(気になった?)映画を何回も繰り返しみる人が増えているそうだ。お気に入りの音楽アルバムを楽しむようにならいいのだが、一回見ただけでは作り手たちの深い意味・狙いが解らず、理解が覚束ないので何度も見て「考察する」ために時間とお金を注ぐのだと言う。ご苦労様なことだ。外野がとやかく言うもんじゃないことは承知しているつもり。まぁ 時代っちゃ時代なんだろうけど、やっぱり何だかなぁ~、と思ってしまった。

そもそも映画って、「考察する」ものなの? 分析し、論究し、正解を求める‥‥楽しむんじゃなく、真面目に正対し、理解を深めるために「何回も見る」ものなの? んっ、大きなお世話、不必要なお節介ですって。そんなことわかってますよ。けど、コスパ・タイパが言われ、忙しくなった筈なのに、皆さん、することがなくて、ヒマがおありのようで‥。行列や噂話もお好きなようで‥‥

一回、一発でノックアウトされた映画に出会えた時代が懐かしい。⇐まぁ、ロートルの繰り言、忘れてもらって結構ですが‥。