2ペンスの希望

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ご当地映画

相変わらずご当地映画がお盛んなようだ。何とか話題を作って地域活性化を図りたい「ご当地」と、何でもいいから映画を撮りたい「二流の映画人」が野合しての無駄遣いとしか思えない事案がゴロゴロある。
うわべだけの地域礼賛、嘘臭い幸福感。
出資からロケ・サービス、スタッフの宿泊・食事はもとよりエキストラ動員、車両提供、野次馬整理まで、雑事全般すべて取り仕切ってノーギャラどころか持ち出し・手弁当。それでも、おらが町(村)に、中央の本物(?)の映画人、プロがやってきたとチヤホヤお祭り気分。オンブにダッコの映画屋さんは、好き放題したあげく帰っていく。何とか地元での公開には漕ぎ着けたものの、それ以降、公開の目途は立たず、塩漬けお蔵入り。そんな映画がゴマンと作られてきた。
外野が無責任に言うべきことではなかろうが、ほとんど「詐欺」「泥棒」「タカリ」じゃないか。騙した方が悪いのか、騙された方が悪いのか、とうとう、こんな映画まで登場している。【当ブログ管理人は、下記の映画『監督!赤字分は折半でどうですか。』も、えな「心の合併」プロジェクト映画『ふるさとがえり』についても、いきさつ・ことの成り行きについては一切存じ上げない。したがって、何の責任も負えない。悪しからず】