2ペンスの希望

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自給と反自足

昨日まではいささか偉そうなことを書きなぐりすぎた。反省。
大層なゴタクを幾ら並べようと、絵に書いた餅では腹の足しにはならない。
映画はあるもので作るものだ。なければ何とか工夫するか工面するしかない。つまりは自給。しかし、自足してはいけない。そう考えている。立ってるものは親でも使え、使えるものは何でも使え、「迷惑かけてありがとう」(たこ八郎‥ご存じない方は拙ブログ2012年5月3日参照http://d.hatena.ne.jp/kobe-yama/20120503
総動員の総力戦でいくのが一番良い。その方がすべてに健康的だからだ。
見渡せば、見通しは暗い。誰もが先延ばしにしてお茶を濁している。「一番大事なこと」には踏み込もうとしない。受けそうな題材をさかしらに選び、ときにエキセントリックに、ときにスキャンダラスに装うだけで、核心には決して近づかず、世間受けしやすいフィクションに逃げているだけ。そんな映画が多すぎる。ん?どんな映画のことかって?うかつなことは言えないが、「何とか映画ベストテン」で評価されている映画の中にもそんなのがゴマンとある。(何本かは観たので具体的に指摘もできるが、下品だし、やりたくもないのでパス)
自分の頭で考え、自分の足で立ち、どこまでも遠くを目指す。
自給にして反自足!掲げる旗印はこれ
である。
またまた、偉そうな物言いになってしまった。海容。