2ペンスの希望

映画言論活動中です

惜しい

関西の若い映画人がひとり亡くなった。
ここ暫くは十三のシアターセブンで映画部門を担当していた西村悠さん。33歳だった。
深夜の高速道路で居眠り運転のトラックに追突されて命を落とした。ニュースにもなったのでご記憶の方もおありかと思う。拙管理人は或る映画の関西上映でお世話になった際、二度ほどお会いしただけのごく浅い縁しかなかったので、詳しくは知らなかったのだが、長らく高槻松竹セントラル(2011年9月30日閉館。時の名称は高槻セレクトシネマ)にアルバイトで務め、アルバイトの身分のままにここ数年はフィルムの選定プログラミングも手がけてきた筋金入りの映画好きだったようだ。
このあたりのいきさつ・事情は「高槻セレクトシネマのスタッフブログ」に詳しい。
http://d.hatena.ne.jp/takatsukiselectcinema/
西村悠のお見送り、どうもありがとうございました。」と「高槻セレクトシネマストーリー」を是非読みにいってみて欲しい。
撮影所の時代も名画座の時代も終わってしまい、映画世代の高齢化が進む。そんな中での若い映画好き、それも、古い時代の日本の映画を愛した若い映画人の死は、いかにも悲しく、惜しい。