2ペンスの希望

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呼称

記録映画といい、ドキュメンタリー映画という。どっちでもいいようなものだが、
言葉から受ける印象はちょこっと(いやかなりか)違う。中には観察映画と称するものもいる。ノンフィクションという言い方もある。最近余り聞かないが、以前は短編文化映画とも呼ばれてきた。いずれにしろ、実在や事実が担保されているようだが、それとて、
撮影対象・被写体(人物・事象)が事実なのだというだけで、映画(映像)が、切り取られた加工品(仮構品)であることに変わりはない。劇映画と呼ばれるものも含め、すべての映画は作り手による表現物である。嘘も恣意も隠蔽もある。
ありのままという衣裳(意匠)をまとって出現する。そう思ってやってきた。
もちろん、モノによって動かす筋肉や必要なスキルが異なることは認めるが‥。
ここらでズバッとスッキリ単純明快に定義する術はないだろうか。誰か教えてくれないかなぁ。