2ペンスの希望

映画言論活動中です

「新しき民」

前作が面白かったので注目している山崎樹一郎さんの新作が出来上がったよ、と
知人から教えられた。
『新しき民』岡山県真庭市で作られた。なんと時代劇・白黒だ。(ということは、現代劇・カラーに比べて、格段に時間もお金も掛かるということだ。)不見転で予告編を挙げる。

前作『ひかりのおと』同様、岡山県下を巡回上映中だ。 地元巡業?ローラー作戦
大阪NDSの『月夜釜合戦』(佐藤零郎さん)、東京/六ヶ所を彷徨う木村文洋さん『息衝く』、空族(甲府出身の富田克也さん相澤虎之助さん)を加えて、評論家・杉田俊介さんが期待を寄せているのを、ツイッターで読んだ。
『新しき民』が時代劇なら、NDS『月夜釜合戦』はニシナリを舞台にした劇映画だ。今の時代に抗うように16mmフィルムで撮っている。つい先日クランクアップしたみたい。
撮影所や大学のある都市に依拠しない中小独立のチームや単独行の試みがどんな成果を生み、何処まで行くのか、見極めていきたい。
もちろん、何処でどう作られようと映画に力が無ければ意味は無い。目も当てられない。「実質的な価値のある映画の未来を、独立小集団が担う時代」が始まっている?