2ペンスの希望

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女優で見る

少し前に、女優さんで映画を見ることが少なくなって監督さんの名前で見ることが多いのは寂しいと嘆いた。それがこのところ女優さんマークの映画を三本立て続けに観た。藤山直美(57歳)、蒼井優(31歳)、大竹しのぶ(59歳)。 なんだ、
S監督(57歳)、Y監督(40歳)、T監督(78歳)の映画じゃない、と嗤われそうだが。
映画の出来についての評価は控える。ただ、主役の女優さんたちが台本をどう読み、どう役を作って、どう演じたか、つまりは「役をどう生きた」かについて、感じたままを記す。○ △ × だった。映画の役を生きて映画になってるのが一本、もがいてたのが一本、流して映画にも何もなっちゃいないのが一本。言い換えれば、監督とのタッグが気持ちよく決まってたのが一本、構って貰えず放置プレイ気味だったのが一本、おまかせ定食ほったらかしのやりたい放題が一本。  ま、歩留まり率としてはこんなもんか。
その昔、熱演といわれることを恥じた高峰秀子の言葉を思い出した。ご興味の向きは ⇒ http://d.hatena.ne.jp/kobe-yama/20150524/1432467805