2ペンスの希望

映画言論活動中です

映画だけじゃない

あらゆるジャンルがそれぞれに行き詰っている。映画だけじゃない。演劇も美術も。詩も小説も。ひっくり返して、風穴を開けるものはいるのか?(そもそも風穴なんてあるのか?もはや風穴という発想自体が古くさいのか‥‥そんな気もしてきて、ときには弱気にもなる)風通しをよくするのは誰か?
開放的閉塞 発展的停滞 極私的公共 明るい暗さ
それにしても皆どうして明るさや優しさばかりを求めるのだろう。「そんなの決まってるじゃん、現実が絶望的に暗くて優しくもないからだ」そんな声が聞こえてくる。空耳か‥。
前向きな後ずさり
とりわけマスメディアの世界では、明るさや優しさばかりが持てはやされる。も少し狭いミニやライブでは、悲しさや辛さも共有されているのに。この二つの世界は、決定的にズレながら、共存している、それが時代ということなのだろう。今、表現の突端は何処を走っているのだろうか。熱狂的な芸能は何処にあるのだろうか。

エラソーなことをもうひとつ。
今の時代、悩ましいのは、あらゆる成功が部分的な成功にしかならず、全体の成功(幸福?)にはならないことだ。あるところで効果的であった作戦が何処にでも通用するとは限らない。情況の凸凹化(多様化、重層化)

今日は、久しぶりに情況論、マクロな見解を書いた。相違のある御仁は是非ご意見を!「俺たちはいい目をしてきた。いざとなれば勝ち逃げすればいい」 そんなロートル達を
許すわけにはいかない。