2ペンスの希望

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ザックリと映画史

新しい映画史の登場を! 何度かそう書いてきた。
観客、受容者(需要者)、受け手、見る側からの映画史は、京都ふや町映画タウン店主Oさんに是非お願いするとして、作り手側からの「映画史」を綴ってみたい。とはいえ、ガッコの先生みたいにはとてもいかない。作り手の端くれではあるが、隅っこの半端者、緻密さも論証・考証も欠いた思いつき、その場限りの垂れ流し以上ではない。
とりあえず基本編 ザックリと三つに分ける。
撮影所の中の時代 : 古典・スタンダードナンバーが作られていた時代、見世物・娯               楽としての出発、産業としての映画の時代‥つまり 「古代」
撮影所の外の時代 : 作家の映画の始まり、とりわけヌーヴェルバーグ以降、個人と                しての映画、“躓きの石”の時代      ‥つまり 「近代」
撮影所の後の時代 : 産業の時代、作家の時代を終え、荒廃地・更地に立ち、土を                掘り返し、種を播き、新しい苗木を育てる時代‥つまり「現代」
「現代」がもっちゃり混沌・曖昧模糊で歯切れが悪いのは、いた仕方ない。スッキリしていただけるとかたじけない。
それにしても、昔話しかしない大人ゾンビの跳梁跋扈には閉口する。 レッドカードだ。
二十代以下の若い世代にバトンをつなぐためには、これくらい単純な形でOSが変わってきた歴史を伝えておきたいと思うのだが‥如何?