暫らくぶりに「背反有理」その後のコレクションを陳列してみる。
本気でふざける!
(橋本治さんの落語世界文学全集『おいぼれハムレット』河出書房新社広告文案から)
知れば知るほど 無知を知る
(2019年7月8日阪急電車神戸線の車中で見かけた大谷大学のオープンキャンパス広告文)
喰えない食わせ者
真っすぐな根性曲がり
「何がわかったのかはわからないけれども、何かがわかったようなおもしろい講義だった」
(その昔 東京・四谷の貸しビルにあった美學校での土方巽の講義について書いた南伸坊の文章『私のイラストレーション史 1960―1980』所収)
「あれこれ考えないようにしよう
ということを考えるのも結構楽しいもんだ」
「 無為ほど有為な時間はないですよ」
「ぼくの未来は過去からやってくる」
(‥‥以上三つ 横尾忠則『アホになる修行 横尾忠則言葉集』2018.7.18 イートン・プレス )
『正確な曖昧』
(藤富保男(1928~2017)の詩集 1961 時間社)
「非技巧性は技巧の結果にほかならず」山根貞男
「寡黙なるものの雄弁」蓮實重彦
(『成瀬巳喜男の世界へ』 2005 筑摩書房 リュミエール双書36)
「実際に起きなかったことも記憶のうち」
(『寺山修司シナリオ集』 1978 映人社 シナリオ文庫)
「私は古くならないことが新しいことだと思うのよ。ほんとに新しいことは、いつまでたっても古くならないことだと思ってんのよ」
(小津安二郎『宗方姉妹』(1950)宗方節子(田中絹代)のセリフ)
ネットのおかげで―
「豊かになって 貧しくなった」
「便利になって 不便になった」
「自由になって 不自由になった」
「届きやすくなって 届きにくくなった」
「近くなって 遠くなった」
「広くなって、狭くなった」(胃袋縮小 窮屈 閉塞感)
「深くなって、浅くなった」(字数制限なくなったが、短いキャッチコピー・フレーズ勝負で響かなければ即スルー)
「会ったこともないのに知ってる人 山ほど」
(レンタルなんもしない人=森本祥司さんのどこかでの述懐コメント)
見知らぬ知己 会ったこともない愛人
スゴサを知らないことのスゴサ
(渋野日向子の全英オープン優勝時 スポーツ界の新世代台頭に友人が漏らしたつぶやき)
「わたしが無神論者であるのは、神様のおかげです」
Gracias a Dios, todavía soy ateo.
(大好きな映画監督 Luis Buñuelの言葉)今回コレクションの白眉