2ペンスの希望

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『REVOLUTION+1』実見

2022年10月のブログで映画『REVOLUTION+1』についてはシリーズで何度も書いた。そう、アノ人がアノ人にナニされたことを題材にアノ人たちが作った映画だ。

横浜若葉町と名古屋椿町と大阪十三の三映画館限定での先行ロードショー。どんな事情・経緯・思惑があったのかは知らない。昨年クリスマス時期からの公開で、上映は一カ月を超える。イマドキの映画としては長期興行の部類だろう。1月24日に大阪十三で朝10:20~の回を見て来た。96席で10人内外の入り、管理人含め 全員 単独の男性客だった。

10月のブログでは

「映画は出来上がったものがすべて、だ。その完成度・到達点と強度が問われる」

「完成版の本格上映を待って見てみることにする」

と書いた。なのに、見るのが遅くなったのは 正直 腰が重たかったからだ。

製作にあたって足立正生監督は

映画はもともと、作り手の創造力と観客の想像力の闘争の場として存在する。つまり、観て貰うことでしか存在しない。従って、作り手の側は、観客に楽しく面白がって貰えれば、成功したと安心したり、してやったりと自慢できる。
しかし、厄介なのは、観客が面白いか面白くないかを決めるのは、私の想像力の境界を遥かに越えた観客の気分による判断だ。それは凄いし怖い話だ。だから、私は作り手としていつも怯えきって、自分の創造力を、観客の想像力を挑発するために集中し、勝負を挑むことにしている。

と啖呵を切っていたのだが‥‥。

残念ながらアウト、管理人には「面白くなかった」(論証抜きで 御免)

ああ、足立さんには演出力とか映像化力とか皆無なんだ」と、これは映画レビューサイト "Filmarks 映画" の JunichiOotaさんのレビューの一節。

REVOLUTION+1のJunichiOoyaの映画レビュー・感想・評価 | Filmarks映画)

もっとも映画なんて 見てなんぼの代物(しろもの) ってことを忘れるわけにはいかないんだけどね。