次の動画を見て、「白シャツグループは何回ボールパスをしたか数えて下さい」
www.youtube.com白鳥本には「この実験では、だいたい半数から三分の二のひとがゴリラには気づかなかったと答える」とあった。「パスの回数を数えることを指示されない場合は、たいていのひとがゴリラに気づくことができた。」とも。「参加者は「見るべきもの」に集中した結果、ほかのものが見えなくなっていた。」わけだ。これって、「セレクティブ・アテンション(選択的注意)と呼ばれる認知のバイアス」心理学の世界では有名な実験らしい。
〇「目が見えるひとも、実はちゃんと見えてないのではないか」
白鳥さんの実体験。或る作品展でアテンドしてくれた男性スタッフ。一枚の作品を前にして、「湖があります」と説明を始めた。そのあとに「あれーっ」と声をあげ、「すみません、黄色い点々があるので、これは湖ではなくきっと原っぱですね」と訂正した。男性は「自分は何度もその作品を見ていたはずなのに、ずっと湖だと思い込んでいた」と驚いている。それを聞いた白鳥さんも仰天した。
視野狭窄(tunnel vision)、遮眼帯(blinkers blinders)‥‥
どっちもどっち、どっこいどっこい(We're both~ )。